踏み間違い防止装置義務化へ 後付けはできる?補助金はでるの?気になる疑問を解説

お役立ち情報

近年日本ではアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多発していることから、各自動車メーカーは後付けできる「踏み間違い防止装置」を販売するなど対策を進めています。

2024年6月には国土交通省が新車を対象に「踏み間違い防止装置」の搭載を義務化する方針を明らかにしました。

そこで今回は「踏み間違い防止装置」の機能や取り付けに関する疑問について解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。

この記事はこんな方にオススメ

〇踏み間違い防止装置の機能を知りたい方
〇踏み間違い防止装置を今乗っている車に後付けしたい方
〇装置の取り付けに補助金が出るのか知りたい方

踏み間違い防止装置とは

引用元:https://www.honda.co.jp/ACCESS/kasokuyokusei/

「踏み間違い防止装置」は駐車場などでのアクセルとブレーキの踏み間違いによる誤発進を抑制する安全装備です。

発進時や低速走行時、前方に障害物があるにも関わらず誤ってアクセルを強く踏んでしまった場合、加速を抑制し衝突被害を軽減すると共に表示やブザーなどでドライバーに警告を行います。

ただし「踏み間違い防止装置」はあくまでドライバーの運転支援を目的としており機能には限界があります。
また道路状況や天候によってはシステムが正常に作動しない場合もあるため、運転の際は装置の性能を過信せず常に周囲の状況を確認し安全運転を心がけましょう。

踏み間違い防止装置は後付けできる?

昨今多発しているアクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ぐべく、各メーカーから後付け可能な踏み間違い防止装置が多数販売されています。

今回は自動車メーカーから販売されている「純正品」と部品用品メーカーから販売されている「社外品」をそれぞれご紹介いたします。

純正品

メーカー   名称 価格(税込) 
ホンダ踏み間違い加速抑制システム52,800円
(取付工賃別)
スズキふみまちがい時加速抑制システム95,480円
(取付工賃含む)
ダイハツペダル踏み間違い時加速抑制装置
「つくつく防止」
35,200円
(取付工賃別)
トヨタ踏み間違い加速抑制システム
踏み間違い加速抑制システムⅡ

56,100円
38,500円
(取付工賃別)
日産後付け踏み間違い加速抑制アシスト73,700円
(取付工賃別)
三菱ペダル踏み間違い時加速抑制アシスト71,500円
(取付工賃別)
マツダペダル踏み間違い加速抑制装置67,100円
(取付工賃別)
スバルペダル踏み間違い時 加速抑制装置92,950円
(取付工賃含む)

純正の後付け踏み間違い防止装置は自動車メーカーが開発・設計を行っているため車両との適合性が高く、信頼性にも優れています。

ただし純正品の場合は取り付け可能な車種が限られているため、お持ちの車が対応車種でない場合は社外品の取り付けをオススメいたします。

社外品

メーカー名称価格(税込)
データシステムアクセル見守り隊30,800円
(取付工賃別)
オートバックスペダルの見張り番Ⅱ44,000円
(取付工賃含む)
イエローハットS-DRIVE 誤発進防止システム241,800円
(取付工賃含む)

今回ご紹介した社外品はいずれも国土交通省が技術的な調査・確認を行い一定の機能を有すると確認された商品であるため安心してお使いいただけます。

踏み間違い防止装置の取り付けに補助金はでるの?

過去には65歳以上の高齢運転者による衝突被害軽減ブレーキや踏み間違い防止装置が搭載された安全運転サポート車の購入を補助する「サポカー補助金」が存在しましたが、2021年11月に受付終了となり現在も再開のめどは立っていません。

しかしながら自治体によっては安全運転サポート車や安全運転装置を購入する高齢者に対し独自の補助制度を設けているケースもあります。

そのため踏み間違い防止装置の取り付けを検討されている方は一度お住いの自治体に利用できる制度がないか確認することをオススメいたします。

後付け踏み間違い防止装置「アクセル見守り隊」を販売しているデータシステムのホームページでは補助制度を設けている自治体がまとめられているため、ぜひこちらもご活用ください。

まとめ

今回は踏み間違い防止装置について解説いたしました。

本記事のまとめは以下の通りです。

まとめ

・踏み間違い防止装置はペダルの踏み間違いによる誤発進を抑制する装置
・踏み間違い防止装置は後付けすることも可能
・自治体によっては踏み間違い防止装置の取り付けに補助金が支給される

アクセルとブレーキの踏み間違いは高齢者だけでなく若年層の方にも起こりうる事故です。この機会にぜひ踏み間違い防止装置の取り付けをご検討ください。